- 使用するPDF編集ソフト
- Acrobat Standard (2021年11月頃)
- PDF文書の用途
- 普通の文書を想定
- Acrobat JavaScript は使用禁止とする
- setPageBoxes による ArtBox の削除は不可とする
Acrobat Standardでは「ページボックスを設定」でアートサイズ(赤線)、仕上がりサイズ(緑線)、裁ち落としサイズ(青線)の設定が出来ない。
用紙サイズや余白調整のためPDFファイルを仕方なくAdobe PDFで再印刷した場合、印刷設定によっては当然ながらアートサイズが不適切なPDFファイルを作成してしまう場合がある。
アートサイズが不適切な場合に困る点
- アートサイズの設定が不適切なPDFファイルを「透かし」として他のPDFに入れるとアートサイズ部分しか表示されない
- 「透かしを追加」を用紙サイズや余白を調整する手段として使えない
- 「透かしを追加」を注釈を本文に変換する手段として使えない
- 画面表示でPDF本文の赤線なのか「アートサイズ、仕上がりサイズ、裁ち落としサイズを表示」で表示される赤線なのか分かりづらい
実際のところアートサイズが不適切であっても、自分が普段、普通にPDFファイルを扱う範囲で特に困ることは無い。
対応
- 新規作成した白紙PDFに1ページずつコピー&ペースト
- PowerPointやDocuWorks Deskで元のPDFのページサイズに近い白紙PDFを作成
- 「PDFを編集」でページの本文をコピー&ペースト
- 「コメント」でページの注釈をコピー&ペースト
- 諦めて画像にする
- 書き出した画像をPDFに変換して「スキャンされたPDFを補正」でファイルサイズ削減