xlogI125’s blog

パソコン作業を効率化したい

PDF編集 アートサイズが不適切なPDF文書の取り扱いを考える

  • 使用するPDF編集ソフト
    • Acrobat Standard (2021年11月頃)
  • PDF文書の用途
    • 普通の文書を想定
  • Acrobat JavaScript は使用禁止とする
    • setPageBoxes による ArtBox の削除は不可とする

Acrobat Standardでは「ページボックスを設定」でアートサイズ(赤線)、仕上がりサイズ(緑線)、裁ち落としサイズ(青線)の設定が出来ない。

用紙サイズや余白調整のためPDFファイルを仕方なくAdobe PDFで再印刷した場合、印刷設定によっては当然ながらアートサイズが不適切なPDFファイルを作成してしまう場合がある。

アートサイズが不適切な場合に困る点

  • アートサイズの設定が不適切なPDFファイルを「透かし」として他のPDFに入れるとアートサイズ部分しか表示されない
    • 「透かしを追加」を用紙サイズや余白を調整する手段として使えない
    • 「透かしを追加」を注釈を本文に変換する手段として使えない
  • 画面表示でPDF本文の赤線なのか「アートサイズ、仕上がりサイズ、裁ち落としサイズを表示」で表示される赤線なのか分かりづらい

実際のところアートサイズが不適切であっても、自分が普段、普通にPDFファイルを扱う範囲で特に困ることは無い。

対応

  • 新規作成した白紙PDFに1ページずつコピー&ペースト
    • PowerPointDocuWorks Deskで元のPDFのページサイズに近い白紙PDFを作成
    • 「PDFを編集」でページの本文をコピー&ペースト
    • 「コメント」でページの注釈をコピー&ペースト
  • 諦めて画像にする
    • 書き出した画像をPDFに変換して「スキャンされたPDFを補正」でファイルサイズ削減